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ANAビジネスクラスの比較。新シートRoom(ルーム)は路線拡大中!

ANAビジネスクラス。

2019年8月2日より羽田ロンドン線で10年振りとなる新タイプが登場。ANAはかなり攻めて来ました。

ANAビジネスクラスは主に3タイプあります。

スタッガードはANA主力機で使われているシート。180度フルフラットのベッドにできます。主に中長距離線で運行されている機材。

CRADLE(クレードル)主は主にアジアで使用されているシート。

そして、2019年8月から登場したRoom(ルーム)は個室タイプ。路線拡大中。

上記3つが主ですがそれ以外にも幾つかタイプがあるので比較してみました。

ANA国際線の座席クラス、路線について

飛行機のレイアウト(仕様)は様々です。

  • ANAビジネスクラスは国際線の全ての路線で採用されている。
  • ファーストクラスはボーイング777‐300ERとA380の2機種。
  • プレミアムエコノミーはエアバスA380、ボーイング777‐300ER、787-9と787-8の一部。

*2019年5月より成田ホノルル線でファーストクラス設定のエアバスA380、8月からは新タイプのボーイング777-300ERが導入されました。

スタッガードシート 180度フルフラットタイプ

ANA主力機で採用されているビジネスクラスはスタッガードシートです。

ボーイング777-300ERとボーイング787-9、787‐8(一部)で採用されています。2019年5月より導入されたA380もフルフラットです。

ボーイング787は通称ドリームライナー。

ANAはローンチカスタマー(製造会社と共に新規開発に携わること)として2004年に50機を発注。

2011年に1号機を受領以来、2019年4月現在、67機を保有しています。中長距離線でANAの柱として活躍している機材です。

スタッガード搭乗記 羽田からシドニーへ

羽田シドニー線はボーイング787-9が運航。

789は2種類あるのですが、私が以前利用したのは215席タイプでした。

  • ビジネスクラスは1‐2‐1で48席
  • プレミアムエコノミーは2‐3‐2で21席
  • エコノミークラスは3-3-3の146席、計215席。

ビジネスクラスはジグザグになっていますよね?これがスタッガードです。

ボーイング787シートピッチ

 

プレミアムエコノミーで発券していたのですがマイルを使ってアップグレードに成功しました。2016年の夏のこと。

のりさん

初ビジネスクラスだったのでわくわく、どきどき。感動したのを覚えています。一番最初に乗り込んだので誰も居ず写真を撮りまくりました(笑)

 

座ると前に人が居ない設計になっています。

ANAスタッガード

 

座ったのは10Aのシート。一人なら窓側が良いでしょう。2人なら中央の2つが隣同士で話ができるのでおすすめです。

10Aは窓からロールスロイス製エンジンが見える位置になります。

B789の10Aシート

ビジネスクラスのアメニティ

スリッパ、ヘッドホン、アメニティ、毛布等。

国際線のアメニティ

 

アイマスクとか歯ブラシ、耳栓。

ハンドクリーム、リップクリーム、フェイシャルミストはオーガニック製。

アメニティのハンドクリームとか

 

リモコン、コンセント、USB電源、読書用ライトとか。

ANA機材のコンセント他

 

ひじ掛け横に付いている装置でシートを調整するもの。

サイドテーブルは大きく使いやすいです。

ANA機材のリモコン

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機内食

お待ちかねの食事タイム。飲み物は、シャンパン。

酸味と香りが絶妙で洗練された味わいでした。シンプルに言えば飲みやすかったです。

普段は嗜む程度にお酒を飲みますが機内だと1杯、2杯くらいでもういいや、ってなります。この日は嬉しくて何杯も飲んじゃいました(笑)

ANA国際線シャンパン

 

フォアグラとチキンのパテ、パイナップルのコンフィチュール、キアヌサラダとホタテのスモーク。絶品でした。

ANA国際線の前菜

 

メインはチキンのグリル。

マスタード風味のソース。最高に旨かったです。

ANAビジネスクラスの機内食

 

パンとフルーツ。

ANA機内食のパン、フルーツ

 

間食用の食事もあるので好きな時に注文することが可能。

ANAだと一風堂のラーメンが人気ですね。

ANA機内食間食用

フルフラットでベッドにしてみる

腹いっぱいの後は眠るのに最適。通常の足元はこんな感じ。やはり広いです。

B789シートの足元

 

180度フラットにしてみました。(別便で撮影)

感想は快適の一言、スタッガードの威力を確認できました。

フルフラットは殆どの航空会社で採用しているシートでビジネスクラスの一番の魅力となっています。深夜便でも疲れないのが良いところ。

180度のフルフラットシート

 

夢から覚めた後は朝になっていました。

飛行機の窓から見た風景

 

スタッガード搭載のボーイング777-300ER、789、788は中長距離線で運行されています。

アジア・オセアニアだとバンコク、シンガポール、ジャカルタ、クアラルンプール(一部を除く)、シドニー等で運行されています。

アジアだとスタッガードタイプでない場合もあるので注意してください。

CRADLE(クレードル)タイプ

台北羽田線で利用しました。

近距離アジア線、台湾、香港、中国で採用。ボーイング787-8でCRADLEタイプになります。787‐8の一部ではスタッガードタイプのビジネスクラスになっています。

アジアだとこの型が多いでしょうか。

CRADLEタイプ

 

シートマップは以下。

ANA787-8シートピッチ

 

2クラス制です。

  • ビジネスクラスは2-2-2の42席。
  • エコノミーは3-3-3で198席で計240席。
  • プレミアムエコノミーの設定はなし。

 

さて、中へ。

ANAのCRADLE機内

 

導入から間もない機材だったので、シートも新しかったです。左右の窓側を除けば直接通路に出ることが可能。

足元は150センチとゆとりあり、窓側でも問題なく通路にでることができるでしょう。ディバイダーがあるのでプライベート感覚もあります。

ANAビジネスクラスのシート

 

サイドテーブルはこんな感じ。隣の人と共有でコップを一つおけるくらいのスペースです。

コンセント、USBポート、リクライニングのボタンが設置されています。

ANAのCクラスサードテーブル

 

シャンパン1杯飲んで、後はソフトドリンク、コーヒーにチェンジしました。

ビジネスクラスでシャンパン

 

機内食は和食を選択しました。

ビジネスクラスで和食

 

最近は洋食より和食を好みますね。美味しく頂きました、シェイシェイ。

寝ようと思ってシートを倒してみました。

CRADLEはゆりかごのこと。

ゆりかごの様な心地よさの提供がコンセプトです。

フットレストは4段階に調整可能。180度にはできません。深夜便の場合、スタッガードと比べると満足度は低くなりますが、エコノミー、プレミアムエコノミーに比べると相当快適です。

CRADLEを倒してみる

 

CRADLEはボーイング767-300ERの202席、ボーイング787-8の240席のタイプで採用されています。

2019年8月2日羽田ロンドン線で登場したボーイング777-300ER(77W)

2019年7月11日に発表になった新シート。これは驚きました。

ファーストクラスが1-2-1、ビジネスクラスも1-2-1。同じです。

従来に比べ横幅がかなり広くなりました。

 

特徴は進行方向と逆向きのシートを前後に設置している点。

思い切ったことをやってきました。

既にブリティッシュエアウェイズが導入しているタイプです。問題はなさそうですが、日系で初めて目にするタイプなので驚きの方が大きいです。

 

見た目ファーストクラスと変わりません。

モニターも17インチから24インチに拡大。幅は最大で2倍となるシート。個室ドア付きでプライベート感満載。

 

ボーイング777-300ERはファーストクラス設定の機材で欧米で運航されています。先ずは、羽田ロンドン線で2019年8月2日から隔日、現在はデイリー運航です。

11月に入り羽田ニューヨーク線で運航開始、2020年の冬のスケジュールでフランクフルト線に導入されす。

新シートの導入の意図は、ビジネスクラスでもランクを付けると言うことです。

ファーストクラス設定の欧米線で拡大されていく予定です。

『ビジネスクラスならANA』と言う評価ができてくるかもしれません。

その他、ボーイング767‐300ER、NEO

成田から中国の厦門に行った際に利用。

ボーイング767‐300ERで旧型のビジネスクラスです。

ANA旧型のビジネスクラス

 

2クラス制です。

  • ビジネスクラスは2-1-2の35席。
  • エコノミーは2-3-2で179席で計214席。
  • プレミアムエコノミーの設定はなし。

 

2‐1‐2のビジネスクラス。エコノミーに比べ2席分の幅の余裕があります。

見た目古いですね、旧型!って感じがします。

2-1-2配列のビジネスクラス

 

ヘッドレストは調整可能で寝る際に便利。ディバイダーはないのでプライベート感覚はありません。

足元は広いので隣の人に気兼ねなく通路にでることができそうです。

旧型ビジネスクラスのシート

 

足元はこんな感じで広いです。やはりビジネスクラス、快適です。

ANA767Cクラスのシートピッチ

 

成田空港を出発。

上空から見た成田空港

 

シャンパンでかんぱーい。

飛行機でシャンパンを飲む

 

2時間半のフライトであまり期待していなかったのですがしっかりとした食事で満足でした。ローストビーフが美味しかったです。

機内食でローストビーフを食べる

 

旧型ですが時間も短く昼便だったのでゆっくりできて楽しめました。

乗り継ぎだったので機材は重要視しておらずエコノミーにしようと思っていたのですが直前で空きがなくビジネスクラスにしました。

その他、エアバスA320neoのビジネスクラスを国内線で利用しました。アップグレードポイントを使って普通席からプレミアムクラスにアップグレードしたのですが、最新のA320neoと言うことで嬉しかったですね。

このように国際線機材が国内線で利用できることも多くありおすすめです。

A320neoビジネスクラス

 

ディバイダーありフットレスト、レッグレストは調整可能、シートピッチは127センチとゆとりあり。PC電源、USBポートあり。このタイプはまた利用したいですね。

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2019年5月24日より成田ホノルル線で2階建てA380が運航開始

2019年5月24日から成田ホノルル線で二階建てA380が導入されました。デザインは応募でウミガメをコンセプトにした塗装に決定しています。

可愛いですね(笑)3機ともデザインが違います。

ANAのA380機材

 

ファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミー73席、エコノミークラス383席の4クラス制。全520席。

JALの牙城のホノルル線で世界最大2階建てのA380は注目となっています。

ANAa380シート

 

ビジネスクラスは1‐2‐1でフルフラット。

カップルシートは以下の通り隣に超近いシートです。ホノルル線と言うことで1人ではなくカップル、家族用に対応した形と言えるでしょう。

a380ビジネスクラス

 

18インチのタッチパネル式の液晶モニター。

ビジネスクラスのモニター

 

尚、A380ですが、2021年を持って生産中止となることが決まりました。保守メンテは継続なので当面の心配はないですが、世界中のA380は、今後利用する機会は段々と減っていくとあって寂しいですね。

コロナで航空需要激減。世界最大の2階建てエアバスA380はどうなっていく?

ビジネスクラス利用で受けられる空港サービス

優先チェックイン(ビジネスクラスカウンター)、優先保安検査場(一部の空港)、手荷物優先サービスを受けられます。

こちらは羽田空港国際線の優先チェックインカウンター。

羽田のANA優先チェックインカウンター

 

そして優先保安検査場へ。

空いていてスムーズに出国検査に向かうことが可能。ビジネスクラス搭乗以外にも、スターアライアンス・ゴールドメンバー、その他航空会社での上級会員用の保安検査場です。

優先保安検査場

 

出発前はANAラウンジで。

羽田空港ANAラウンジ

 

ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、ANAプラチナ以上(SFCを含む)、スターアライアンス・ゴールドメンバーでで国際線ANAラウンジが利用可能です。

出発のひと時をお酒を飲んだりワイワイ話をしたり或いはコーヒーを飲みながら読書とか。時間つぶしにも最適です。

ANAラウンジの利用方法、アクセス、サービスまとめ【国際線まとめ】

 

国内の空港だけでなく世界のスターアライアンスの空港利用が可能です。香港だとこんな感じ。どのラウンジを使ってもOKです。

香港空港のスターアライアンス・ラウンジの全て。アクセス、利用方法まとめ。

 

荷物にプライオリティタグをつけてもらえます。

現地到着後、スムーズな荷物の受け取りが可能です。

スタアラのプライオリティタグ

特典航空券に必要なマイル数

ANAマイルを使った発券。

必要なマイル数はゾーンと時期によって異なってきます。

ゾーンは以下の通りで7つに分かれています。

 

シーズンはローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンの3つに。

例えば2019年の日本発アジアのシーズンは以下の通り。

  • L:1/7~1/25、4/1~4/25、5/8~6/30、12/1~12/19
  • R:1/26~3/31、7/1~8/1、8/20~11/30
  • H:1/1~1/6、4/26~5/7、8/2~8/19、12/20~12/31

 

アジアでの必要マイル数はこんな感じです。

 

バンコク、クアラルンプール、シンガポール等の東南アジアだとレギュラーシーズンでエコノミー35,000マイル、ビジネスクラスで60,000マイルです。

まとめ

ANAビジネスクラスは機材によって違いがあります。

個人的な感想は、ルーム(個室タイプ)⇒スタッガード⇒neo⇒CRADLE⇒が快適な順になります。neoは運用機材が少ないので乗る機会はあまりないかもしれません。

スタッガードで180度フルフラットタイプ。アジアの中距離だと運行されていない便があり、人気があるので取りづらくなります。空席待ちにする等してスタッガードを選択することも一つ。

そして、2019年8月2日から10年振りとなるANA国際線の新シート。画期的なデザイン。ロンドン線以外でニューヨーク線が運航開始、フランクフルト線が決定しています。

Roomは、今一番乗ってみたいジネスクラスです。

また、ANAはボーイング787-10を4月から成田シンガポール線で導入。こちらは789-9の長胴型です。

ボーイング787-10
ANA国際線ボーイングの新シートがお披露目!今までと何が違う?

 

ANAは国内線でも新シートを導入予定。プレミアムクラスの一新、普通席でもモニターの導入。

JALも新しいエアバスを導入予定なので、いい意味で両社の競争が面白いです。

11月16日、ついにANA国内線で新シート導入へ。普通席にもモニターを設置。

7 Comments

ちゃっぴー

はじめまして。いつもブログを参考にさせていただいております。昨年の11月からANAのマイルを貯めるべくポイントサイト活用を始めました。まだまだわからない事ばかりで、のりさんのような偉大なマイラーさんのブログを拝見し日々勉強しております。ひとつ質問をさせて頂きたいのですが、効率よくPPポイントを稼ぐべく、ANAのスーパーセールを利用してみたいと思っておりますが、セール時期は3月と9月なのでしょうか?もしご存知でしたらご教示頂けると幸いです。これからもこちらのサイトで勉強させて頂きます!

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のりさん

コメントありがとうございます。スーパーセールは半年に一度ですが通常のセールは毎月の様に開催されています。以前に比べ渋くなってきましたがお得案件ありセールはおすすめです。近いうちに通常セールは出ると思うので確認してみてください。いつでもコメントしてください。

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dadong

737のビジネスクラスは国内線プレミアムクラスのまんまですが、こじんまりとしていて快適です。

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のりさん

コメントありがとうございます。はい、快適ですよね~ スタッガードには敵いませんがフライト楽しめます。

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ちゃっぴー

のりさん
情報ありがとうございます。陸マイラーを昨年11月に初めて早五カ月経ちましたが、まだまだわからない事ばっかりです(´;ω;`)ウゥゥ
最大の悩みどころは先にSFC修行をすべきかどうかです。ソラチカルートの改悪があった今、SFC取得についても改悪などでこれまで以上に難しくなるかもしれないことが考えられるので、今年中に自己資金の持ち出しをしてでも、修行すべきかどうかが悩みどころです。
手持ちのマイルが約11万マイル、今後三カ月にソラチカルートで月18,000マイル×3カ月で54,000マイル、それ以降はマイル生活で順調に稼げればいいのですが、先の事は読めません・・・
ただSFC修行をしたいなと思った理由にビジネスクラスの特典航空券が平会員より取りやすいといった理由からなのですが、平会員でも来年の二月、三月であれば現時点も空席があるようなので、予定さえ調整出来れば、平会員でもビジネスクラスのチケットをとれる可能性があることがわかり、どうしようか物凄くなやんでおります。
今年はじっくりマイルを貯めて、来年早々に修行僧に出家するのがベストなのかもしれませんが、SFC改悪にならない事を願うばかりです。

これからものりさんのブログ楽しみに拝見させて頂きまます♪

返信する
のりさん

修行をどうするかは迷いますよね、私も始めそうでした。ソラチカ改悪で貯めにくくなるのは事実です。各ポイントサイトは色々な対策を打ってくると思うので4月以降要注目ですが。ちゃっぴーさん希望の冬の時期であれば欧米含めて空きが多く平会員でも取りやすいです。私も時期をずらすのを考えてりしています。またマイルをスカイコインに変えて旅作ツアーの選択肢もあるので特典航空券の枠だけをみるとSFCの必要性は低くなるのではと思います。改悪、マイル、その他で色々考えることが多いですよね。じっくり考えて結論を出して頂ければと思います。いつでもコメントしてください^^

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ちゃっぴー

のりさん
お返事ありがとうございます。実績のある先駆者からのアドバイスは何よりも信用に値します♪
時の運に任せてしばらく様子見してみようかと思います。
これからものりさんの情報発信楽しみにしております!

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