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ANAプレミアムエコノミーがオークション制へ JALはどうなの?違いを比較

ANAプレミアムエコノミーへのアップグレードについてオークションで入札可能になりました。

プレミアムエコノミーって?

エコノミークラスとビジネスクラスの中間的なシート。機内食はエコノミークラスと同じシートが違う。足元にゆとりあり。

2018年4月17日より一部路線についてエコノミークラスの座席を購入後、入札の結果によりアップグレードが可能になりました。

何とも新しい制度ですが海外では実際に採用されています。

そんなプレミアムエコノミーへのアップグレードについてまとめました。

ANA国際線エコノミークラスからプレミアムエコノミーへのアップグレード Bid my priceがスタート

プレミアムエコノミーって?

例えばANA国際線仕様のボーイング789は、ビジネスクラス48席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス146席の計215席。以下はシートマップ。プレエコ2‐3‐2、エコノミー3‐3‐3なので1席分余裕があるシートです。

シンガポール航空プレエコシート

プレエコのシートピッチは97センチ。エコノミーが78センチなので19センチ余裕あり。シートも厚みあり足元広々。実際に利用しましたが超快適でした。

機内食はエコノミーと同じ。但し、以下が追加されます。
スパークリングワイン
ビジネスクラスの赤・白ワイン・日本酒
スープ、ミニそば
ビジネスクラスのデザート
大型テーブル、パソコン用電源

空港ラウンジの使用、優先チェックイン、手荷物優先受け渡し等々の特典を受けることができます。*機材・路線によって変わってきます。

ラウンジが利用できるのは大きいです。何といっても食事が豊富にあります。

国際線ANAラウンジのすべて 成田、羽田、関空アクセスまとめ

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Bid my priceって?

2018年4月17日からスタートします。

https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/international/bmp/#anchor008

Bid my priceとは?

エコノミークラスのフライトをご購入いただいた後に、プレミアムエコノミーへのアップグレードができる入札サービスです。通常、専用運賃の購入でご利用できるプレミアムエコノミーを、出発直前の予約状況と、お客様ご自身で入札いただく金額に応じてアップグレードさせていただきます。ANA HPより

以上がホームページで紹介されている概要ですが購入と記載あるので特典航空券は不可となります。

オークションの運営会社はカナダのPlusgrade社。

既に多くのエアラインが同社のサービスを導入しています。この点は安心。


対象

ANAウェブサイトにてエコノミークラスの航空券を購入し、かつ、本サービスの案内メールを受信した人、とあります。

メールを受信した人とは曲者ですね。ステータス(ブロンズ、プラチナ、ダイヤモンド、SFC)によって変わるのか、予約クラスによって変わるのか。

エコノミークラスの運賃も変更不可、マイル加算が小さい運賃から、変更可能、マイル加算が大きい予約クラスまであります。オークションは現状全てが対象の様ですが、恐らく空き状況によって変動するのではないかと思います。この辺は見えない部分ですね。

対象航空券は旅程開始国が日本、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージランドの何れか。

アップグレード対象路線は日本⇔アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア。

長距離線ですね。アジアだと席が埋まっていることも多いので必要なく、長距離線で実験的に試すと言うことかもしれません。

注意点

マイル積算、旅程の変更は元の運賃クラスに基づく。
アップグレードの場合、事前の座席指定は不可。(出発24時間前のオンラインチェックインにて座席指定可能な場合あり)

利用可能な座席数にかかわらず入札を受け付けない場合あり。アップグレード可能座席数には限りがある。

同一旅程に複数アップグレード対象便がある場合、希望フライトのみ入札も可能。

アップグレード確定後は変更や払い戻し、マイルやアップグレードポイントを使ったアップグレードは不可。

入札金額の高い人から落札となり同額の場合はステータス、運賃クラスの高い方から落札となります。

出発4日前(96時間前)までは変更・キャンセル可能。

定められた金額内で金額を指定する。

最低価格が設けられることになりますが、この辺は空席状況に応じて変えてくるかもしれないですね。ANAとしてはできるだけ有償で席を埋めたい方針ですので。と言うのもANAは上級会員向けにチェックイン時にプレミアムエコノミーを無料で開放しているのですが2017年から大分渋くなっています。

利用方法

先ず出発7日前に対象者にメールが届きます。3日前まで入札可能。定められた金額内での入札になります。直前での入札になるので空席状況に応じて対象者や金額も変わることになるでしょうか。入札通過は円、米ドル、ポンド、ユーロから選択。

支払いはクレジットカードのみ。24時間前までに結果の連絡があります。

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有償アップグレードについてJALとの比較

ANAとJALではプレミアムエコノミーを扱う方法が異なります。

まとめるとこんな感じ。上級会員への無料アップグレードはANAのみ。

アップグレード方法 ANA JAL
上級会員にチェックイン時に無料アップグレード
当日有償にてアップグレード
一部路線でオークションアップグレード

JALは当日有償にてアップグレードが可能ですが2017年4月に改悪。アジア路線だと片道1万円で可能だったのですが2万円に変更に。使い辛くなりました。欧米だと4万円。ちょっと高いですね。今回のANAオークションではどのくらいでの落札になるのか楽しみです。

JALプレミアムエコノミー 当日アップグレード改悪について

その他、違いとしてはJALの場合はシートのみ、ANAの場合はラウンジも含めた通常のサービスを受けることが可能です。この点はANAが良いです。

今回ANAがオークション形式になりましたが、結果的にJALの様な有償へシフトしていく方向になりました。オークションと言っても最低価格を設けプレエコの価格破壊はさせたくないでしょうから高めに設定(或いは予約クラスが高い場合が対象か)、すぐに全席が埋まるとは思いません。最初は話題性で埋まっていく可能性もありますが、その後は様子見と言ったところでしょうか。

まとめ

2018年4月17日からアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアのプレミアムエコノミーについてオークションが始まります。海外ではすでに導入している航空会社も多く話題性、実験的な意味もあるのでしょう。

今後はアジアを含めたプレエコ仕様機の全線で導入されるかが注目になります。現状アジアは席が埋まっていることも多いのですが導入されればANA上級会員向け(SFCを含む)サービスであるチェックイン時の無料アップグレードは厳しくなるでしょう。個人的にすごく残念。まあ、時代の流れ、仕方ないですね。

ANAとJALの有償アップグレードについて、JALは当日カウンターでの手続きが必要、ANAはネットで完結、とANAの方が便利。と考えるとオークションは利用されていく可能性も高いとも思います。

JALの欧米線当日アップグレードが4万円、但しサービスはシートのみ。ANAがどのくらいの落札になるのか楽しみです。購入している航空券によりますが個人的には3万円前後かなと。

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