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航空券の総額を決める上で重要な燃料サーチャージ。
2020年3月以降、新型コロナウイルスの影響により原油価格が下落。それに伴い、2020年6月からサーチャージが0になり、発券の意欲がわいてくるニュースとなりました。
その後、2021年6月からはサーチャージが復活。そして、ジェット燃料上昇に伴いサーチャージも単価アップ。さらに2022年8月からは3段階アップへ、、、
のりさん
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燃料サーチャージとは?計算方法。ANA、JALの価格まとめ。
航空券は運賃+空港税等の諸税、燃料サーチャージから成り立ちます。
そのうち、燃料サーチャージは原油価格に基づき算出されます。
具体的には直前2か月間のシンガポールケロシン市場価格の平均に為替を考慮し決定しています。
2022年8~9月のサーチャージの決定の方法は以下になります。
- 2022年4月から5月のケロシン価格平均と為替平均をかける
- かけると17,000~18,000円
前回算出が14,323円だったので凄まじい上昇ですね、、、
17~18千円を基準に燃料サーチャージを決定。春頃は107円前後だったのが直近は130円。ジェット燃料が高くなっただけでなく円安の影響も大きいです。
算出額が17,000~18,000円なので、17,000円の適用となります。基準額が1,000円上がるごとにサーチャージ額が上がっていきます。
尚、前回からゾーンの単価も上がっています。昨今の市場状況を考えると仕方ない部分がありますが、痛いですね、、、
燃料サーチャージは2か月ごとに見直されます。
2020年6月~7月は前回より3つ下がりついに0となりましたが、2021年6月から復活。その後は上昇傾向。次は2022年6月から7月の原油(ケロシン)価格、為替を考慮し、2022年10月、11月の燃料サーチャージが決定されます。
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2022年8月までのJAL燃料サーチャージ
JALの発表はまだですがANAと同程度になりそうです。
JALの燃料サーチャージをみてみましょう。
2021年から5月から2段階アップ。10月からは1段階。2月から2段階アップ。4月から単価が上昇。6月からは4段階アップへ。
日本発 | 欧州、北米、中東、オセアニア | ハワイ、インド、インドネシア、スリランカ | タイ、シンガポール、マレーシア | グアム、フィリピン、パラオ、ベトナム | 韓国をの除く東アジア | 韓国 |
~2019年5月 | 7,000 | 4,000 | 3,000 | 2,000 | 1,500 | 300 |
~7月 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
~9月 | 14,000 | 8,500 | 6,500 | 4,000 | 3,500 | 1,000 |
~2020年5月 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
~5月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
~2021年9月 | 7,700 | 4,400 | 3,300 | 2,200 | 1,700 | 300 |
~2022年1月 | 11,600 | 6,600 | 5,000 | 3,300 | 2,800 | 600 |
~3月 | 17,500 | 11,000 | 8,500 | 5,000 | 4,500 | 1,500 |
~5月 | 20,200 | 12,700 | 9,800 | 5,800 | 5,200 | 1,800 |
~7月 | 36,800 | 23,600 | 19,600 | 12,700 | 9,900 | 4,100 |
前回との差 | 16,600 | 10,900 | 9,800 | 6,900 | 4,700 | 2,300 |
コロナ禍の現状、サーチャージが少ない恩恵を生かすためには特典航空券での発券がおすすめですが、各国で運航再開となりジェット燃料は上がりサーチャージも上がってきました。発券のタイミングは難しいですね、、
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2022年10月までのANA燃料サーチャージ
ANAの燃料サーチャージをみてみましょう。
以下は片道に必要な燃料サーチャージです。
日本発 | 欧州、北米、オセアニア | ハワイ、インド、インドネシア | タイ、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、カンボジア | ベトナム、グアム、フィリピン | 韓国をの除く東アジア | 韓国 |
~2019年5月 | 7,000 | 4,000 | 3,000 | 2,000 | 1,500 | 300 |
~7月 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
~9月 | 14,000 | 8,500 | 6,500 | 4,000 | 3,500 | 1,000 |
~2020年5月 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
~5月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
~2021年9月 | 7,700 | 4,400 | 3,300 | 2,200 | 1,700 | 300 |
~2022年1月 | 11,600 | 6,600 | 5,000 | 3,300 | 2,800 | 600 |
~3月 | 17,500 | 11,000 | 8,500 | 5,000 | 4,500 | 1,500 |
~5月 | 19,900 | 12,500 | 9,700 | 5,700 | 5,200 | 1,800 |
~7月 | 37,400 | 23,800 | 20,400 | 12,500 | 11,400 | 4,100 |
~9月 | 49,000 | 31,100 | 25,800 | 16,000 | 15,100 | 5,600 |
前回との差 | 11,600 | 7,300 | 5,400 | 3,500 | 3,700 | 1,500 |
2020年6月から0になり、1年後の2021年から5月から2段階アップ、その後ぐんぐんと上昇へ。
尚、2019年5月よりANAは一部のエコノミー運賃で座席指定を有料化しました。実質の値上げです。サーチャージが上がり座席指定をするとかなりの負担増になりますが、特典航空券は今まで通り無料なのは救いです。

まとめ。2022年10月以降はどうなる
サーチャージが2022年8月~9月は3階アップ。
例えば、北米欧州だと一人往復98,000円。ある意味、衝撃ですね、、家族分発券する場合等、人数が増えるほど影響は大きくなります。発券を予定している場合は、9月までに済ませましょう。
さて、2022年10月以降はどうなるの?
6、7月の原油(ケロシン)価格、為替を考慮し2022年8月、9月の燃料サーチャージが決定されます。
シンガポールケロシンは6月直近で160ドル前後となっています。為替はさらに円安に進み132円前後。掛けると21,120円。変動が激しいので正確には分かりませんが、アップは確実。あとは何段階になるか、、、、
発券している場合はサーチャージが安いときに変更するのがおすすめです。
- ANA国際線特典航空券は国内線区間を変更すると現時点のサーチャージに変更されるので地方からの国内線を付けている場合はサーチャージが安いときに変更もあり。
- JALの場合は変更不可なので一旦キャンセルが必要ですが、取消手数料が1人3,100円なのでサーチャージ減少分が多ければ取消&再予約もあり。ただし、取り直しで予約できるかが重要なので空き状況をチェックしてみてください。
ANAマイルで発券する際、以下の航空会社がサーチャージ不要なので可能なら他社運航で発券しましょう。
- シンガポール航空
- エアカナダ
- ニュージーランド
- アビアンカ
- ユナイテッド航空(日本発着以外)
- エチオピア航空
JALマイルで発券する際、以下の航空会社がサーチャージ不要。
- アメリカン航空
- アラスカ航空
- エアーフランス
- エミレーツ航空
- 大韓航空
- ハワイアン航空
- カタール航空
- フィンエアー(エコノミーのみ)
- マレーシア(日本発のみ)
隔離無しが広がり国際線も飛べる雰囲気になってきました。今後、路線が復活すれば、上記運航会社も今よりは取りやすくなるでしょう。(とは言え、競争相手も増えますが、、)
サーチャージが必要ないアラスカマイル、UAマイル、アメリカンマイル、デルタマイルもおすすめ。

国際線が使えないうちは国内旅行になりますが、スカイコインの有効期限が延長になったのは朗報。有効期限が迫ったスカイコインを使いたい場合はANAダイナミックツアーもおすすめです。

2021年3月のホノルル行きのJALのチケットを購入しようと考えてますが、航空券の他に数千円発生するみたいです。これはサーチャージがゼロだが、空港税等の諸税は引き続き発生するからでしょうか?
はい、その通りです。
出国税、空港利用税等が加算されます。これらは0にはならないです。
詳細の金額も表示されるので確認してみてください。
11月
キャセイ、Qクラス
40.680円
KLにマリオット修行,まずは7泊
2月までにはなんとかなるでしょう 16泊
コロナ大丈夫かな
アジア、東南アジアは何とかなりそうですよね。
クアラルンプールのマリオット修行は良いですよね~
まだ泊まっていないホテルも多いので利用したいです。
ケロシンは灯油のことです。原油が材料になりますが、=原油ではないです。
ジェット燃料ですね。はい、原油そのものではないです。