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航空券の総額を決める上で重要な燃油サーチャージ。
コロナで飛行機が飛ばず2020年6月からサーチャージが0になったけど、1年後の2021年6月からサーチャージが復活。そして、ジェット燃料上昇に伴いサーチャージも単価アップ。
その後、2022年12月から1年振りに下がりその後も下落基調。しかし、円安&原油高で再び上昇へ。
のりさん
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目次
燃油サーチャージとは?計算方法。ANA、JALの価格まとめ。
航空券は運賃+空港税等の諸税、燃油サーチャージから成り立ちます。
そのうち、燃油サーチャージはジェット燃料価格に基づき算出されます。
具体的には直前2か月間のシンガポールケロシン市場価格の平均に為替を考慮し決定しています。
2023年12~1月発券分の燃油サーチャージの決定の方法は以下になります。
- 2023年8月から9月のケロシン価格平均119.25ドルと為替平均1ドル146.15円をかける
- かけると17,429円
2023年12月~1月分の燃油サーチャージについては17,429円を基準に燃油サーチャージを決定。昨年春頃は107円前後だったのが直近は148円。サーチャージ高騰はジェット燃料が高くなっただけでなく円安の影響も大きいです。
算出額が17,000~18,000円なので、17,000円の適用となります。基準額が1,000円上がるごとにサーチャージ額が上がっていきます。
前回の算出が13,357円。ドル円は上昇、ケロシン価格も上がったのが影響してます。5回前の算出が17,683円だったのでその頃に逆戻り。シンプルに痛い、、、
燃料サーチャージは2か月ごとに見直されます。次は2023年10月から11月の原油(ケロシン)価格、為替を考慮し、2024年2月、3月の燃料サーチャージが決定されます。
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2024年1月までのJAL燃油サーチャージ
JALの燃油サーチャージをみてみましょう。
2022年12月に下落以降は減少傾向だったけど、2023年10月から1ランクアップへ。12月からは4ランクアップ。
日本発 | 欧州、北米、中東、オセアニア | ハワイ、インド、インドネシア、スリランカ | タイ、シンガポール、マレーシア | グアム、フィリピン、パラオ、ベトナム | 韓国をの除く東アジア | 韓国 |
~2019年5月 | 7,000 | 4,000 | 3,000 | 2,000 | 1,500 | 300 |
~7月 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
~9月 | 14,000 | 8,500 | 6,500 | 4,000 | 3,500 | 1,000 |
~2020年5月 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
~5月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
~2021年9月 | 7,700 | 4,400 | 3,300 | 2,200 | 1,700 | 300 |
~2022年1月 | 11,600 | 6,600 | 5,000 | 3,300 | 2,800 | 600 |
~3月 | 17,500 | 11,000 | 8,500 | 5,000 | 4,500 | 1,500 |
~5月 | 20,200 | 12,700 | 9,800 | 5,800 | 5,200 | 1,800 |
~7月 | 36,800 | 23,600 | 19,600 | 12,700 | 9,900 | 4,100 |
~9月 | 47,000 | 30,500 | 24,700 | 17,800 | 11,400 | 5,900 |
~11月 | 57,200 | 37,400 | 29,800 | 22,900 | 12,900 | 7,700 |
~2023年3月 | 47,000 | 30,500 | 24,700 | 17,800 | 11,400 | 5,900 |
~5月 | 36,800 | 23,600 | 19,600 | 12,700 | 8,800 | 4,100 |
~7月 | 33,400 | 21,300 | 17,900 | 11,000 | 8,400 | 3,500 |
~9月 | 28,800 | 18,400 | 15,000 | 9,200 | 7,100 | 2,900 |
~11月 | 33,400 | 21,300 | 17,900 | 11,000 | 8,400 | 3,500 |
~2024年1月 | 47,000 | 30,500 | 24,700 | 17,800 | 11,100 | 5,900 |
前回との差 | 13,600 | 9,200 | 6,800 | 6,800 | 2,700 | 2,400 |
各国で運航再開が相次ぎジェット燃料は上がりサーチャージも上がってきました。発券のタイミングは難しいですが、引き上げは痛い。過去最高水準に近づいてきましたね、、、
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2024年1月までのANA燃油サーチャージ
ANAの燃油サーチャージをみてみましょう。
以下は片道に必要な燃油サーチャージです。
日本発 | 欧州、北米、オセアニア | ハワイ、インド、インドネシア | タイ、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、カンボジア | ベトナム、グアム、フィリピン | 韓国をの除く東アジア | 韓国 |
~2019年5月 | 7,000 | 4,000 | 3,000 | 2,000 | 1,500 | 300 |
~7月 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
~9月 | 14,000 | 8,500 | 6,500 | 4,000 | 3,500 | 1,000 |
~2020年5月 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
~5月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
~2021年9月 | 7,700 | 4,400 | 3,300 | 2,200 | 1,700 | 300 |
~2022年1月 | 11,600 | 6,600 | 5,000 | 3,300 | 2,800 | 600 |
~3月 | 17,500 | 11,000 | 8,500 | 5,000 | 4,500 | 1,500 |
~5月 | 19,900 | 12,500 | 9,700 | 5,700 | 5,200 | 1,800 |
~7月 | 37,400 | 23,800 | 20,400 | 12,500 | 11,400 | 4,100 |
~9月 | 49,000 | 31,100 | 25,800 | 16,000 | 15,100 | 5,600 |
~11月 | 58,000 | 36,700 | 30,000 | 18,700 | 18,000 | 6,700 |
~2023年3月 | 49,000 | 31,100 | 25,800 | 16,000 | 15,100 | 5,600 |
~5月 | 33,000 | 21,000 | 18,000 | 11,000 | 10,000 | 3,500 |
~7月 | 29,000 | 18,500 | 15,500 | 9,500 | 8,500 | 3,000 |
~9月 | 25,000 | 16,000 | 13,000 | 8,000 | 7,000 | 2,500 |
~11月 | 29,000 | 18,500 | 15,500 | 9,500 | 8,500 | 3,000 |
~2024年1月 | 41,000 | 26,500 | 21,500 | 14,500 | 11,500 | 5,000 |
前回との差 | 12,000 | 8,000 | 6,000 | 5,000 | 3,000 | 2,000 |
コロナ以後での流れはこんな感じ。
- 2020年6月から0になる。
- 1年後の2021年から5月からぐんぐんと上昇。
- 2022年12月からは引き下げ。
- 2023年10月から引き上げ。
- 2023年12月から引き上げ。
尚、2019年5月よりANAは一部のエコノミー運賃で座席指定を有料化しました。実質の値上げです。サーチャージが上がり座席指定をするとかなりの負担増になりますが、特典航空券は今まで通り無料なのは救いです。

2024年2月以降はどうなる?無料で引き下げる方法。燃油サーチャージ要らずのマイレージ。
燃油サーチャージはの最近の動きまとめ。
- 2023年4月~5月は3ランク引き下げ
- 6月から1ランク引き下げ
- 8月から1ランク引き下げ
- 10月から1ランク引き上げ
- 12月から4ランク引き上げ
2023年12月発券分から1年前の水準に逆戻り。当然ですが、家族分発券する場合等、人数が増えるほど影響は大きくなり発券するのに熟慮が必要ですね、、12月から大幅増になるので予定している場合は11月中に済ませましょう!
さて、2024年2月以降はどうなるの?
10,11月の原油(ケロシン)価格、為替を考慮し2024年2,3月の燃油サーチャージが決定されます。
シンガポールケロシンは11月直近で106ドル前後となっています。為替は円安で149円前後。掛けると15,794円。変動が激しいので正確には分かりませんが、現状だと1~2ランク引き下げを予想します。
発券している場合はサーチャージが安いときに変更するのがおすすめです。
- ANA国際線特典航空券は国内線区間(発券時に国内線を付けるのを推奨)を変更すると現時点のサーチャージに変更されるので地方からの国内線を付けている場合はサーチャージが安いときに変更がお得。
- JALの場合は変更不可なので一旦キャンセルが必要ですが、取消手数料が1人3,100円なのでサーチャージ減少分が多ければ取消&再予約もあり。ただし、取り直しで予約できるかが重要なので空き状況をチェックしてみてください。
ANA国際線の国内線区間は、例えば伊丹⇒羽田⇒ニューヨーク⇒羽田⇒伊丹の旅程です。関東以外の都市から羽田(成田)の国際線を発券する場合は国内線区間を無料で付けますよね?sその場合、国内線区間を1便動かすだけで差額が返還されます。
- 例えば、サーチャージが安くなったときに伊丹⇒羽田を1時間早める。
- 差額の燃油サーチャージが返還される。
変更は国際線区間から24時間以内の便が可能なので、元々羽田ベースの人は利用しづらい変更です。(付けることも可能ですが)地方から乗り継ぐ際は積極的に変更しましょう。
変更後は使用したクレジットカードに返還されます。
また、ANAマイルで発券する際、以下の航空会社がサーチャージ不要なので可能なら他社運航で発券しましょう。
- シンガポール航空
- エアカナダ
- ニュージーランド
- アビアンカ
- ユナイテッド航空
- エチオピア航空
JALマイルで発券する際、以下の航空会社がサーチャージ不要。
- アメリカン航空
- アラスカ航空
- エアーフランス
- 大韓航空
- ハワイアン航空
- カタール航空
- マレーシア
中でも、取りやすいのはANAマイルでシンガポール航空、JALマイルでマレーシア航空です。サーチャージ無しは救い。
国際線予約(計画)している人も多いでしょう。今後、路線も増え(復活)、上記運航会社も今よりは取りやすくなりそう。(とは言え、競争相手も増えますが、、)と言うことで、国際線発券のためにANAマイルを貯めておきましょう。ポイントからの移行率70%は優秀。



サーチャージが必要ないアラスカマイル、UAマイル、アメリカンマイル、デルタマイルもおすすめです。



2021年3月のホノルル行きのJALのチケットを購入しようと考えてますが、航空券の他に数千円発生するみたいです。これはサーチャージがゼロだが、空港税等の諸税は引き続き発生するからでしょうか?
はい、その通りです。
出国税、空港利用税等が加算されます。これらは0にはならないです。
詳細の金額も表示されるので確認してみてください。
11月
キャセイ、Qクラス
40.680円
KLにマリオット修行,まずは7泊
2月までにはなんとかなるでしょう 16泊
コロナ大丈夫かな
アジア、東南アジアは何とかなりそうですよね。
クアラルンプールのマリオット修行は良いですよね~
まだ泊まっていないホテルも多いので利用したいです。
ケロシンは灯油のことです。原油が材料になりますが、=原油ではないです。
ジェット燃料ですね。はい、原油そのものではないです。
年末に欧州へ行く予定です。
やはり…今月(22年7月)中に、変更可能のエアを押さえていたほうがよさそうだなと思いました。
あとは航空会社をどこにするか…。
しかし、つらい出費です。
しばらくサーチャージは下がりそうもないので発券しておくのはおすすめです。
ただし、痛いですよね、、、
サーチャージの仕組みと情報、詳しくありがとうございます!
質問ですが、運賃の方はアメリカ発日本行きを往復で購入(JALまたはANA)の場合、円安の関係で8月以降に買った方が安くなることも有りますか?
それとも運賃自体は2ヶ月ごとのサーチャージと違い日々の変動なんでしょうか?初歩的な質問ですみません…
こんにちは。
運賃はセール期間を外せば基本は同じです。(都度改定はあります)
コロナ感染が再拡大している中、搭乗率が下がっていれば安くなっている可能性も高そうですが。
初めて、サーチャージ情報ありがとうございます。
2023年の夏に欧州へ行く予定してます。チケットをいつ買うか悩んでます。もう少し待つとサーチャージは下がりますでしょうか?
こんにちは。
4月以降発券分は下がりそうです。3月までは同額になります。
はじめまして。
わかりやすい記事をありがとうございます。
5月下旬に2名で欧州旅行を予定しているのですが、4月のサーチャージ引き下げを待ってANAスカイコインで航空券を買おうと思っています。
ただ、直前になると航空券の価格が上がってしまう可能性もあるのかなと悩んでいます。
のりさんでしたらどのタイミングで購入されますか?
アドバイスいただけると幸いです。
こんにちは。
2名だと往復4万円違うので、私ならできれば待ちたいです。
今から少し先の3、4月の航空券の相場を確認してみてはいかがでしょうか。
春旅行のシーズンで少し高めだと思いますが、、
9月にオーランドに行こうと思っていますが、6月のサーチャージが下がってからのほうが良いですか?航空券は早く買ったほうが特だという情報もあるので、迷っています。満席も心配ですし………
こんにちは。何とも言えないですが購入なら待っても良いかなと思います。特典航空券なら早めの発券が良いですが。
ユナイテッド航空も試しに日本-ベトナム往復で特典航空券を検索してみたらサーチャージはかからないようですね。
はい、サーチャージ無しの場合が多いです。
はじめまして。
2023年 10月にキャセイパシフィックを利用して東京からアムステルダム(往復チケット)に行く予定です。
キャセイのウエブサイトを見ていると、チケット代(燃料費でしょうか)が少し前より安くなったようです。
それでもエコノミーで20万くらいです。
もう買ってしまおうかと思っていたのですが、8月になると更に安くなる可能性があるでしょうか。
あと1か月待ったほうがいいか悩ましいところです。
ぜひご意見をお聞かせくださいませ。
こんにちは。
日本発欧州(香港乗り継ぎ)のキャセイ燃油サーチャージは現在片道16,000円。
8月からは13,000円となり3,000円安くなります。往復だと6,000円引き下げです。
狙っている運賃のチケットが無くならないか注視の上、発券は8月に入ってが良いかなと思います。
お疲れさまです。
いやあ、ここに来ての引き上げは痛い!
来年の9月を考えようとしましたが、とても手が出ない…何か海外旅行が高嶺の花になりつつあります。
そこで、私は来年の夏は国内線に目を向け、北海道を計画しました。しかし、こちらも予約が大変でしたね。ダイヤモンドの特典を活かして優先予約時間帯にアクセスして、特典航空券を基本マイル(普通席、8000マイル)で往復2名分予約しました。
しかし、国内線でも基本マイルの枠はアッという間になくなり、1日経つと倍以上のマイルを支払うことになります。
ただ例外もあって、某便にはファーストクラスの基本マイルで空席が残っていたケースもあり、希望便だけでなく前後便のチェックも欠かせません。
plusが内際両方に適用されるようになり、国際線plusで検索したノウハウが国内線でも必要になってきたか、と改めて実感しました。
私自身は今のところ、plus導入後も基本マイル発券をベースにしています。1度だけシンガポールエコノミー往復を1人往復1000マイルプラス、合計2000マイルプラスで発券しましたが、これが上限かな。
せっかく基本マイルで発券できるチャンスがあるなら、そこにこだわっていきたいところです。
おがさん、こんにちは。
痛いですよね、、次回も引き上げ濃厚ですし。
国内線PLUSは一日経つと倍ですか、、開放直後は基本マイル枠少なめなんですかね。はい、前後のチェックは必要だと思います。
私も出来る限り発券するなら基本マイルを狙いたいです。お得と言うか、これがマイレージの醍醐味かなと。どんどん発券し辛くなってますが、検索したりあれこれ旅程考えるのは楽しいです。
のりさん、はじめまして!
来年のゴールデンウィーク(4/27-5/5)にイタリア旅行を考えています。
日本から唯一の直行便のあるITA Airwaysに問い合わせたところ、今年の春先よりは燃料サーチャージが安くなっているので、今の方がお得に購入できますよと言われました。
のりさんのご意見を伺いたいです。よろしくお願い申し上げます。
キリキリさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
基本的には9月中の発券をおすすめします。
今後サーチャージは上昇する見込みだからです。
10月~11月で1ランクアップ、12月~1月は数ランクアップ。
2月以降は分かりませんがその頃には空席がないか航空券が高くなっている可能性もあります。
やはりサーチャージが少ない時の発券がおすすめです。
お疲れさまです。
遂に10月で発券しました。
JAL成田クアラルンプール、シンガポール成田のオープンジョー。妻は特典航空券で、私は予約クラスSのセミフレックスを購入。予約クラスSはWEBでは購入できないことが分かり、予約センターに電話して購入。しばらく振りで有償券を手配したら、ルールが大きく変わってしまい、ビックリしました。
おがさん、こんにちは。
おめでとうございます!海外含めラウンジも楽しみですね♪予約クラスSはWEBで発券できないのは知らなかったです。はい、コロナ禍で変わったルール多々ありますね、、私もよく分からなかくなってます。