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航空券の総額を決める上で重要な燃油サーチャージ。
コロナで飛行機が飛ばず2020年6月からサーチャージが0になりましたが、1年後の2021年6月からサーチャージが復活。そして、ジェット燃料上昇に伴いサーチャージも単価アップ。
その後、2022年12月からは1年振りに下がることになりましたが、まだまだ高水準。もっと下がって欲しい、、、
のりさん
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燃油サーチャージとは?計算方法。ANA、JALの価格まとめ。
航空券は運賃+空港税等の諸税、燃油サーチャージから成り立ちます。
そのうち、燃油サーチャージはジェット燃料価格に基づき算出されます。
具体的には直前2か月間のシンガポールケロシン市場価格の平均に為替を考慮し決定しています。
2023年6~7月発券分の燃油サーチャージの決定の方法は以下になります。
- 2023年2月から3月のケロシン価格平均103.03ドルと為替平均1ドル133.31円をかける
- かけると13,734円
今回の算出が13,734円。前々回算出が17,683円だったので既に天井は付けた感じです。今後は横ばいか、少しずつ下がっていきそう。
6月~7月分の燃油サーチャージについては13,734円を基準に燃油サーチャージを決定。昨年春頃は107円前後だったのが直近は133円。サーチャージ高騰はジェット燃料が高くなっただけでなく円安の影響も大きいです。
算出額が13,000~14,000円なので、13,000円の適用となります。基準額が1,000円上がるごとにサーチャージ額が上がっていきます。
燃料サーチャージは2か月ごとに見直されます。
2020年6月~7月、ついに0となりましたが、2021年6月から復活。その後は上昇。2022年12月からは減少へ。次は2023年4月から5月の原油(ケロシン)価格、為替を考慮し、2023年8月、9月の燃料サーチャージが決定されます。
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2023年7月までのJAL燃油サーチャージ
JALの燃油サーチャージをみてみましょう。
12月からは1年振りに下落。4月発券分より3段階引き下げ。6月からはさらに1段階下がります。
日本発 | 欧州、北米、中東、オセアニア | ハワイ、インド、インドネシア、スリランカ | タイ、シンガポール、マレーシア | グアム、フィリピン、パラオ、ベトナム | 韓国をの除く東アジア | 韓国 |
~2019年5月 | 7,000 | 4,000 | 3,000 | 2,000 | 1,500 | 300 |
~7月 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
~9月 | 14,000 | 8,500 | 6,500 | 4,000 | 3,500 | 1,000 |
~2020年5月 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
~5月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
~2021年9月 | 7,700 | 4,400 | 3,300 | 2,200 | 1,700 | 300 |
~2022年1月 | 11,600 | 6,600 | 5,000 | 3,300 | 2,800 | 600 |
~3月 | 17,500 | 11,000 | 8,500 | 5,000 | 4,500 | 1,500 |
~5月 | 20,200 | 12,700 | 9,800 | 5,800 | 5,200 | 1,800 |
~7月 | 36,800 | 23,600 | 19,600 | 12,700 | 9,900 | 4,100 |
~9月 | 47,000 | 30,500 | 24,700 | 17,800 | 11,400 | 5,900 |
~11月 | 57,200 | 37,400 | 29,800 | 22,900 | 12,900 | 7,700 |
~2023年3月 | 47,000 | 30,500 | 24,700 | 17,800 | 11,400 | 5,900 |
~5月 | 36,800 | 23,600 | 19,600 | 12,700 | 8,800 | 4,100 |
~7月 | 33,400 | 21,300 | 17,900 | 11,000 | 8,400 | 3,500 |
前回との差 | -3,400 | -2,300 | -1,700 | -1,700 | -400 | -600 |
各国で運航再開が相次ぎとなりジェット燃料は上がりサーチャージも上がってきました。発券のタイミングは難しいですが、引き下げは嬉しい。まだまだ高いですが発券しやすくなりましたね。
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2023年7月までのANA燃油サーチャージ
ANAの燃油サーチャージをみてみましょう。
以下は片道に必要な燃油サーチャージです。
日本発 | 欧州、北米、オセアニア | ハワイ、インド、インドネシア | タイ、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、カンボジア | ベトナム、グアム、フィリピン | 韓国をの除く東アジア | 韓国 |
~2019年5月 | 7,000 | 4,000 | 3,000 | 2,000 | 1,500 | 300 |
~7月 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
~9月 | 14,000 | 8,500 | 6,500 | 4,000 | 3,500 | 1,000 |
~2020年5月 | 10,500 | 6,000 | 4,500 | 3,000 | 2,500 | 500 |
~5月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
~2021年9月 | 7,700 | 4,400 | 3,300 | 2,200 | 1,700 | 300 |
~2022年1月 | 11,600 | 6,600 | 5,000 | 3,300 | 2,800 | 600 |
~3月 | 17,500 | 11,000 | 8,500 | 5,000 | 4,500 | 1,500 |
~5月 | 19,900 | 12,500 | 9,700 | 5,700 | 5,200 | 1,800 |
~7月 | 37,400 | 23,800 | 20,400 | 12,500 | 11,400 | 4,100 |
~9月 | 49,000 | 31,100 | 25,800 | 16,000 | 15,100 | 5,600 |
~11月 | 58,000 | 36,700 | 30,000 | 18,700 | 18,000 | 6,700 |
~2023年3月 | 49,000 | 31,100 | 25,800 | 16,000 | 15,100 | 5,600 |
~5月 | 33,000 | 21,000 | 18,000 | 11,000 | 10,000 | 3,500 |
~7月 | 29,000 | 18,500 | 15,500 | 9,500 | 8,500 | 3,000 |
前回との差 | -4,000 | -2,500 | -2,500 | -1,500 | -1,500 | -500 |
2020年6月から0になり、1年後の2021年から5月から2段階アップ、その後ぐんぐんと上昇へ。2022年12月からは引き下げ。
尚、2019年5月よりANAは一部のエコノミー運賃で座席指定を有料化しました。実質の値上げです。サーチャージが上がり座席指定をするとかなりの負担増になりますが、特典航空券は今まで通り無料なのは救いです。

まとめ。2023年8月以降はどうなる
サーチャージが2023年4月~5月は3段階、さらに6月から1段階引き下げです。
まだまだ高いですが、少しずつ手の届く額になってきそう。4~5月の発券について、例えば、東南アジアだと一人往復39,200円。往復1万円ほど安くなってます。当然ですが、家族分発券する場合等、人数が増えるほど影響は大きくなり発券するのに熟慮が必要ですね、、
さて、2023年8月以降はどうなるの?
4,5月の原油(ケロシン)価格、為替を考慮し2023年8,9月の燃油サーチャージが決定されます。
シンガポールケロシンは4月直近で99ドル前後となっています。為替は若干円高で133円前後。掛けると13,300円。変動が激しいので正確には分かりませんが、良くて1段階引き下げ、同額の可能性も高いと思われます。
発券している場合はサーチャージが安いときに変更するのがおすすめです。
- ANA国際線特典航空券は国内線区間(発券時に国内線を付けるのを推奨)を変更すると現時点のサーチャージに変更されるので地方からの国内線を付けている場合はサーチャージが安いときに変更もあり。
- JALの場合は変更不可なので一旦キャンセルが必要ですが、取消手数料が1人3,100円なのでサーチャージ減少分が多ければ取消&再予約もあり。ただし、取り直しで予約できるかが重要なので空き状況をチェックしてみてください。
ANAマイルで発券する際、以下の航空会社がサーチャージ不要なので可能なら他社運航で発券しましょう。
- シンガポール航空
- エアカナダ
- ニュージーランド
- アビアンカ
- ユナイテッド航空(日本発着以外)
- エチオピア航空
JALマイルで発券する際、以下の航空会社がサーチャージ不要。
- アメリカン航空
- アラスカ航空
- エアーフランス
- 大韓航空
- ハワイアン航空
- カタール航空
- マレーシア
中でも、取りやすいのはANAマイルでシンガポール航空、JALマイルでマレーシア航空です。サーチャージ無しは救い。
国際線予約(計画)している人も多いでしょう。今後、路線も増え(復活)、上記運航会社も今よりは取りやすくなりそう。(とは言え、競争相手も増えますが、、)と言うことで、国際線発券のためにANAマイルを貯めておきましょう。ポイントからの移行率70%は優秀。

サーチャージが必要ないアラスカマイル、UAマイル、アメリカンマイル、デルタマイルもおすすめです。

2021年3月のホノルル行きのJALのチケットを購入しようと考えてますが、航空券の他に数千円発生するみたいです。これはサーチャージがゼロだが、空港税等の諸税は引き続き発生するからでしょうか?
はい、その通りです。
出国税、空港利用税等が加算されます。これらは0にはならないです。
詳細の金額も表示されるので確認してみてください。
11月
キャセイ、Qクラス
40.680円
KLにマリオット修行,まずは7泊
2月までにはなんとかなるでしょう 16泊
コロナ大丈夫かな
アジア、東南アジアは何とかなりそうですよね。
クアラルンプールのマリオット修行は良いですよね~
まだ泊まっていないホテルも多いので利用したいです。
ケロシンは灯油のことです。原油が材料になりますが、=原油ではないです。
ジェット燃料ですね。はい、原油そのものではないです。
年末に欧州へ行く予定です。
やはり…今月(22年7月)中に、変更可能のエアを押さえていたほうがよさそうだなと思いました。
あとは航空会社をどこにするか…。
しかし、つらい出費です。
しばらくサーチャージは下がりそうもないので発券しておくのはおすすめです。
ただし、痛いですよね、、、
サーチャージの仕組みと情報、詳しくありがとうございます!
質問ですが、運賃の方はアメリカ発日本行きを往復で購入(JALまたはANA)の場合、円安の関係で8月以降に買った方が安くなることも有りますか?
それとも運賃自体は2ヶ月ごとのサーチャージと違い日々の変動なんでしょうか?初歩的な質問ですみません…
こんにちは。
運賃はセール期間を外せば基本は同じです。(都度改定はあります)
コロナ感染が再拡大している中、搭乗率が下がっていれば安くなっている可能性も高そうですが。
初めて、サーチャージ情報ありがとうございます。
2023年の夏に欧州へ行く予定してます。チケットをいつ買うか悩んでます。もう少し待つとサーチャージは下がりますでしょうか?
こんにちは。
4月以降発券分は下がりそうです。3月までは同額になります。
はじめまして。
わかりやすい記事をありがとうございます。
5月下旬に2名で欧州旅行を予定しているのですが、4月のサーチャージ引き下げを待ってANAスカイコインで航空券を買おうと思っています。
ただ、直前になると航空券の価格が上がってしまう可能性もあるのかなと悩んでいます。
のりさんでしたらどのタイミングで購入されますか?
アドバイスいただけると幸いです。
こんにちは。
2名だと往復4万円違うので、私ならできれば待ちたいです。
今から少し先の3、4月の航空券の相場を確認してみてはいかがでしょうか。
春旅行のシーズンで少し高めだと思いますが、、
9月にオーランドに行こうと思っていますが、6月のサーチャージが下がってからのほうが良いですか?航空券は早く買ったほうが特だという情報もあるので、迷っています。満席も心配ですし………
こんにちは。何とも言えないですが購入なら待っても良いかなと思います。特典航空券なら早めの発券が良いですが。